商品紹介を書くためには、書く前にどんな人がどんなキーワードで商品を探しているか具体的にイメージすることが大切です。
ここでは、睡眠サプリメントを例に、そんな書く前の準備の方法について解説します。
仮の設定:「やすらぎの眠り(仮名)」というサプリの商品紹介の準備をしてみます。
書く前にやる3つのこと
- 商品情報を集めてまとめる
- ペルソナ(具体的なユーザー像)設定する
- 検索キーワードの意図を考える
商品情報を集めてまとめる
最初に商品の紹介ポイントを押えます。
下の項目について、商品を分析してみましょう。
商品の紹介ポイント:
- どんな人が買うか?
- 商品のキーワードは?
- メリットとデメリットは?
- 商品の特徴や詳細は?
商品の情報を集める
下のようないくつかのサイトから情報を仕入れます。
⑴ アフィリエイトサイトのプログラム詳細ページ
A8.netなどのプログラム詳細ページにターゲット情報や商品のおすすめポイントが書かれています。
睡眠系サプリだと、下のようなことが書かれています。
- 30~60代以上の眠りに悩む男女
- 機能性表示食品
- トリプトファンを含む
- 一日1粒好きな時に飲むだけ
⑵ 口コミ
楽天市場、Amazon、ヤフーショッピングの口コミで実際に「どんな人」がなぜ購入したかや「メリット」「デメリット」と感じた理由をチェックします。
例:どんな人がなぜ買ったか?
- 4時とか5時に目が覚める
- 夜中にトイレに起きる
- 朝起きのだるさと疲れ
- 成分にトリプトファンがある
- ドラッグストアより安い
例:「メリット」「デメリット」と感じた理由は?
- すぐ眠りに入る
- 前より深く眠れている
- 朝の目覚めがとてもいい
- 値段が高めで継続しにくい
⑶ 販売ページ
販売ページにはたくさんの情報が詰まっています。
成分や効果、初回割引、返金保証、送料、イメージキャラクターをしている有名人、お客さんの声などです。
販売ページの例:
赤字や太字、大きい文字が商品の訴求ポイントです。
これを記事を書く時のキーワードとして使いますので、抜き出します。
できるだけ多く抜き出しておいた方が、記事が書きやすくなります。
商品の特徴や詳細情報は、長い販売ページの下の方に書かれています。
例:抜き出したキーワード:
「最安値」「初回980円」「送料無料」「眠りの質」「機能性表示食品」「いつ飲んでもOK」「トリプトファン」「ストレスを感じる方」「幸せホルモン」「眠りと美容をサポート」
アマゾン・楽天・ヤフーショッピングのメーカー【公式】販売ページも参考になります。
同じように、商品の4つのポイントを洗い出して下のようにまとめます。
まとめる
集めた情報をまとめます。
商品の紹介ポイント(例):
1.どんな人が買うか? |
|
2.商品のキーワードは? |
「最安値」「初回980円」「送料無料」「眠りの質」「機能性表示食品」「いつ飲んでもOK」「トリプトファン」「ストレスを感じる方」「幸せホルモン」「今の眠りに満足できない方」「発酵食品」「アミノ酸」「眠りと美容をサポート」 |
3.メリットとデメリットは? |
【メリット】・眠りの質が改善する・朝からスッキリ動ける・生活のリズムができる・一時的なストレスを感じている人の気持ちを和らげる・一日1粒好きな時に飲むだけ・定期購入申し込みで初回分が最安値(送料無料) 【デメリット】・5週間継続する必要ある・初回分980円は30日分のみで定期購入の申し込みが条件・値段が高めで継続しにくい |
4.商品の特徴や詳細 |
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これで、商品の紹介ポイントを押さえることができました。
ペルソナ設定する
2番目に、まとめた情報をもとにペルソナ設定をします。
これをすることで訴求力のある記事になります。
ターゲット層を決める
まずは、大まかなターゲット層(性別・年齢・独身・主婦か?など)を決めます。
この例では「30~60代以上の眠りに悩む男女」です。
ペルソナ設定をする
年齢、性別、家族構成、職業、毎月のお小遣い、悩みなど、商品の購入と関係のありそうな点を設定します。
ペルソナ設定例
- 男性
- 52歳
- 家族構成:妻、娘
- 職業:サラリーマン
- 月々のお小遣い:3万円
悩み:
- 疲れてるけど夜なかなか寝付けない
- 朝起きるとだるくて疲れてる
こんな方に商品紹介をするイメージで書きます。
検索キーワードの意図を考える
最後に、ペルソナ設定したこの「疲れてるのに眠れない52歳の男性」が実際にどんな検索キーワードで検索しているか見てみましょう。
商品名を知っている人の場合
商品名を知っている人は「商品名+他のキーワード」で検索します。
ラッコキーワードというサイトで、商品名と一緒にどんなキーワードで検索されているか調べます。
下のようなキーワードで検索されています。
商品名での検索キーワードの例:
サプリの場合、検索ワードはどのサプリもこんな感じです。
それから、この男性が何を知りたくて調べているか考えてみます。
商品の何を知りたいのか?
この男性の検索意図を考えてみる:
商品名+値段 | ドラッグストアよりも安く買えるのか?安く買えるならどこから買うのが一番お得かを知りたい |
商品名+口コミ | 自分と似た悩みを持つ人たちの使った感想を集めて掲載したサイトを探している |
商品名+効果 | 使った結果どんな効果があるか?その根拠を説明したサイトを探している |
商品名+副作用 | マイナスイメージを払しょくする根拠を探している |
商品名+成分 | どんな成分をどのくらい含み、どんな効果があるのか?どのくらい摂取すればいいか知りたい |
商品名+含有量 | どの成分が入っているかだけでなく、ちゃんと効果の期待できる含有量なのか気になっている |
こう考えると、「この男性が納得・安心して商品を購入するにはどんな情報が必要か」がイメージできます。
商品名を知らない人の場合
商品名を知らない人は、「眠れない+サプリ」「成分名+サプリ」といった検索キーワードで検索します。
「眠れない+サプリ」の検索キーワードの例:
この男性が使いそうなキーワードはどれでしょうか?
「ストレスなのか⁉睡眠が良くない!病院に行くほどでもないし、何かいいサプリはないか?」といった検索意図が見えてきます。
記事の構成テンプレートに落とし込む
検索意図を意識した記事の構成には、それぞれ基本となるテンプレートがネット上にたくさん紹介されていますので参考にしましょう。
最初はアレンジせずまとめた商品情報を素直にそれに落とし込む形で書きます。
この例だと、記事の構成は下の順に書きます。
お悩み系の構成テンプレート:
- 悩みについて
- 解決方法
- 商品の紹介
アフィリエイトでは、お悩み系の記事が多いです。
借金、薄毛、肌荒れなど悩みを解決したい人に商品やサービスを提供するアフィリエイト案件はたくさんあります。
記事の構成はこの順番で書かれることが多いです。
話しかけるイメージで
ペルソナ設定した人物が自分の前にいて、ネット検索しているところを想像してみて下さい。
「何調べてるの?」と聞いたら、どんな返事が返ってくるでしょうか?
「~について調べてるんだ。」言われて、あなたは「それは~だよ」と商品について説明し始めます。
こういったイメージで書くと記事が書きやすくなります。
- 「これについて調べてるんだよね⁉それは~だよ」と対話するイメージで
- 集めた情報をキーワードを使いながら、納得・安心できるように書く
商品を探している人のニーズをしっかり満たし、買わない理由をなくしてあげることで成約へとつなげましょう。